最後の2本を味わいながら　滝川～新千歳空港

滝川に着いてからは今度は札幌へ。とりあえず自由席特急券を出してもらって最初に来た特急といえば何と網走からのオホーツク。

オホーツクと言えばキハ183系最後の砦。さすがにスラントノーズの0番台は引退して今では５００番台が使われているけど今となってはさすがにふるさを隠せない。ただいざ車内に入ってみればビックリ。グレードアップ座席に交換されていてシート幅も気持ち広く稼働枕も装備されていて座り心地もいい。フットレストこそ無いけどヒーターのところのへこんでいて足も伸ばせる。これならシートピッチを1140ミリとかそれ以上に・リクライニング角度の限界をもっと深くして・フットレストつければ東日本の4列グリーン車として通用しそうなほど。

ただ走りの方は出足も穏やかだし加速ているときのエンジン音もあまり聞こえて来なくて静か。まぁそれも当たり前の話で自分の知っているキハ183といえばキハ181に始まるDML30エンジンの集大成DML30HZが６６０ＰＳのパワーに物を言わせて豪快なエンジンを響かせながら北の大地を駆け抜けていたわけで同じ５５０番台とはいえエンジンも変速機も変わり往年の力強さも無いのは残念。

ちょっと一眠りしていたらあっという間に札幌に到着。ちょっと微妙な時間に着いたのはいいけど寄り道しているほど時間もないしということで新千歳空港に早く言って空港の中で遊ぶことにしてエアポートがまたちょうど減便で抜けたところでちょっと待っている間に撮影。

そしてエアポートはもう言うまでも無くＵシート。たださっきのグレードアップ座席に乗った後ではこの座席でも見劣りしてしまう。さらに言えば前に乗った時は７８９系だったからもっと快適だったけどそれは混雑対策で無理な話。走りも最高速度が落ちたのと毎時５本体制になって他にも特急・貨物が走る過密路線のため時折前の普通に近づいてしまって減速する場面も。しばらく走ると新千歳空港駅に到着。これで北海道の列車は終わり。いよいよ飛行機に乗って帰るだけになるのか。