今日の日記は昨日の続きでドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!を聞いてきた中で忘れることのできない、白血病のかよさんという女性の話の続き。

そんな彼女の白血病という病の中でも決して明るさを失わずにラジオの前でドリアンさんと話している。その声にどれだけ励まされたのだろう。闘病だけでも大変なことなのに大学受験も誰もが難関という学校に受かっている。しかし現実とは残酷なものでラジオの前で明るい声を入れた後に容態が急変してしまい亡くなってしまった。

その知らせを番組で放送したときはドリアンさんが今までに無い前置きを入れてから事実を発表してもうその時はドリアンさんも泣きながら声にならない声で何とか番組を締めくくったけど、自分含めてラジオの前でどれだけの人が泣いただろう。そして、彼女は自分があとわずかな命だということを悟って手紙を残してくれていた。それにはリスナーたちに精一杯生きることと、大切な自分や周りの人を守ってくださいと書き記していた。その言葉の意味は今の自分の根底的な価値観になっていること。

そしてその翌週の追悼特番ではこれも本人があと僅かな命ということを前提にして声を残してくれていた。それは今までの本当の気持ちが入った声が流れて弱音もあったけどそれは等身大の人なんだなと思った。今までの明るい声は本人は否定しているようだったけど今までのラジオの前での明るい声も決して嘘ではないと思う。そのメッセージの中では

最近、同い年ぐらいの子たちがいろんな悩みを持って自ら命を絶つ人がいます。自分で命を絶つくらいなら私に命を分けてください。そうやって叫びたくなるくらいな気持ちです。

という言葉があったけどこれこそ本当に忘れられない。この声と先週の声を含めてどんなに辛くても命を放棄すること無く寿命を全うすること。これはリスナーたちへのかよさんからが出した宿題。自分も日記では誓っているけど情けないことにこの言葉を本当に受け止めて揺らぐことのない価値観になるにはもう数年かかることなんだけど。

今の自分は受験の後も色々と辛いこともあったし限界だと思ったこともあった、ここ数年だと何よりも腎臓に深刻な病気が見つかって移植してとか医療のおかげで今も生きていることができている。これは本当にありがたいことだし奇跡的な出来事に救われたこともった。かよさんはドリアンさん向けの手紙の中で叶えたかった夢の一つが年老いていくということ。しぶといながらも今も生き続けているのは当時同じ気持ちを共有した仲間の一人として代わりに叶えているのかもしれない。

この6月はそのかよさんの誕生日と命日がある月。ただ何となく毎日を過ごしている中でちょっと足を止めてそのありがたさを考えるのが6月。

そしてドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!ではもう一つ忘れられない話があるけどこれは別の機会にします。

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