苦手になった秋 ~どん底状態の中で~
もう秋はとにかく嫌な季節だと思ったのはこの時から。なにしろ、夏から冬の間の模試はそりゃ自分で言うのも何だけど内容が酷すぎる。偏差値でいえば6月辺りから比べて-10を超えるとかそれくらいとにかくボロクソな内容で自分でも愕然としていたけどそれ以上にフロント(親)は辛辣で勉強サボって何もやってないと簡単に結論づけて無理してでもがんばってきたことは全て否定されることに。

そして何を言っても結果が全てで終わらせてしまう。中学の頃なら見に覚えはありまくりだから反論の余地も無いけど今は全く違う。それなのにいつも成果が出れば期待するだけしていざ結果が出なくなるとはしごを外すみたいなこと傷つくし、高1の時に成績が一気に落ちたのも、その後も学内ではずっと成績が悪かったのももう勉強とか成績どころではなかったのに。後になって知ったけど、成績の急激な低下は子どもが出す勉強どころではない何か悩みとかがあるSOSのサインの一つにもなっているという。言われてみれば確かにどうだよな。

そんなわけで親とは反発心もあって喧嘩もよくしたな。だから家は安全だけどあまり居心地は良くなかった。そして夏を境に一気に成績が出なくなったのは予備校側でもブラックリストがあるらしくめでたくリスト入りしました。

予備校の授業前にあれこれ話をしてくれる大学生のアルバイトの人からいきなり名前を呼ばれて何かと思ったらヤバい人リスト入りしているから面談。まぁこの面談もキツイこと言われたけど出席率は抜群(学校は休んでも皆勤賞)だったし怠けているようにも思われていなかったから本当にスランプだと信じてくれてずっと心配してくれていたな。その時に言っていた「最後は自分を信じてがんばるしかない」その言葉今でも覚えています。

こんな感じだから特に落ち込んでいるというか精神状態が悪い時はもうこのまま抜け出せなくて本当に全敗してしまうのではないか?浪人禁止だったからそうなれば夢もここで終わってしまうしその先に待ち受けていることなんて怖くて考えられなかった。寝る時のパニック発作も回数が増えてきて危険信号が出ていたから今の状況に耐えられなくなって断念せざる得なくなるというよりも自分が壊れてしまいそうだった。

それでも何とか乗り越えて未来を手にしていたいという気持ちと絶望感が交互に現れては絶望の世界に飲み込まれないように必死にもがいていた。そんな時、穏やかだった中学の窓から見える風景とか教室とか色々なこと思い出して泣いたこともあった。穏やか頃に戻りたい。この頃の怖さや傷つくことも知らなかった自分に戻りたい。いくら願っても無理なことだとわかっていても。

こんな状況で結局、最後の模試でも全教科が噛み合うこともなくて英語が良ければ国語がダメとかその逆だったりで本当の実力は未知数のまま本番を迎える流れに。唯一、順調に仕上がっていたのは主砲の日本史だけ。

先が見えない不安感と絶望感を経験したおかげで秋がすっかり苦手に。今でもやっぱり苦手意識が先行してしまうな。今日の写真はの頃の京急でよく乗った車両ということで1143編成。この編成は1000形のなかでも特に最後は痛々しい姿で走り続けていたな。そして写真は少ないけどよく乗る編成だったな。

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