今回からこのブログを書き始める前の流星のことを中心に書く新カテゴリ 流星の彼方(回想録)を追加します。

日記を持ってきたしいずれなんて言わないでこのタイミングで過去のこと少しずつ書こうと思って日記の開いている日を使って行こうと思うのですが、まずこれを書く前に一言。

子どもというのは傷つきやすく、大人にとってこんなことで?ということでも深く傷いてしまうこと。そして今だに昔のことを引きずってと思うかもしれませんが、消えない記憶になってしまったのは事実で自分以外にもいや自分以上に過去の記憶に苦しんでいる人がいることを少しでもわかって欲しいです。

流星にとっていじめの経験が、今も消えないトラウマになったのは小学校と高校の時の二つのいじめがあったから。本当は具体的に書きたいけど書くほどにその時のことを思い出してフラッシュバックを起こすから深く書けないのは少々残念だけなんですが。

小学校の時は暴力的なこと。体にアザを無数に作らされたこともあったし、今でもフラッシュバックするのは昼休みというか給食を配っている時間にトイレにある用具入れに閉じ込められたこと。複数が相手だから出られるわけもないしひたすら真っ暗な中で戸を叩かれて泣くまで出してくれない。先生は喧嘩両成敗だから少しでも反撃すれば喧嘩となるし相手が口裏合わせればそこまで。それが続いたのは卒業近くのこと。幸い、中学に入ってからはイジられキャラだし多少はあったにせよそれ以上に楽しいことがあったからそんな記憶もその当時はすっかり忘れていたし、後にトラウマになるとは思っていなかったもし高校の時のことが無ければ多分、今だに思い出すようなことも無かっただろうな。

高校は今度は精神的なこと。入学してたった1ヶ月ちょっとの間は何となく周りともうまくやれたよ。でも一瞬にしてそれを崩された時はもう何をどうしたらいいいのかわからなかったしどうすることもできなかった。ただ学年が終わってクラス替えになるまで耐えないといけないと思っていた。

その時は夏休みまではそんな長くなかったから辛かったけど何とか持ちこたえられた。最初の夏休みは傷を癒やすのに十分な時間もあったし予備校の夏期講習に刺激されたのもあって勉強で見返してやろうとか体は無傷なんだから気にしなければいいのでは?と思ったりもしてうまく跳ね返せていたのが2学期。ただやっぱりクラスで孤立していたし色々言われたりでいくら跳ね返したつもりでもやっぱりダメージはどんどん蓄積されてきていたことには気が付けなくてそれが後のさらに追い込まれていくことに。

3学期というか年が明けてからは跳ね返すとか見返すという気力が無くなりもうボロボロ。いくら悪口とか冗談半分でも聞こえる範囲でどうしたいとか話して盛り上がっているから暴力とかに発展しないかと怯えていた。そしてどんどん感情が麻痺してきたのも解ってきたし気持ちも荒んでいた。もう辛いとか苦しいということも感じなくなった変わりに、寂しいとか虚しい感じて時には帰り道、自転車であてもなく走ったこともあった。来年も、再来年もこんな環境ならと考えたりしてもう生きることを放棄したかった。ちょうど、いじめが社会問題になっていて連日のように自殺が報じられて自分もその中に一人になればと思っていたりさえしていた。これが最後の犠牲者だとして。

それでも結局、子どもなりのプライドがあるから小学校の時も体のあちこちにアザを作ったりしても中々言えなかったし、高校の時もやっぱり親とかには言えないままなんだよね。決して自分だけではなくて多くの子どもたちがそうだから。だからこそ周りの大人達は子どもが無意識のうちに出すSOSに気が付いて助けてあげないと。これは自分の経験からも言えること。最近は子どもに自らSOSを出すようにと教えているみたいなのはいい方向だな。あの頃も自分ももっと早く余計なプライドを捨ててSOSを出せていればとは思っている。

本当に思い詰めていた時に救いの手が伸びたのは1年の時の学年末。担任に呼び出されて2年の時のクラス分けを配慮してくれると言われた時。先生たちの間でも何か答えて間違えた時に一部の人が極端なリアクションをしたりして何かおかしいと薄々気がつき始めていたのと同じクラスの一部の人が心配して動いていたのが呼び出しにつながった。最初は答えるのも躊躇したけど少しの間を置いてから1年間で起きていることを少し話したのとワガママだったかもしれないけど傷つけくる相手の名前を上げた。そうしたら2年の時は本当にその人たちとは別のクラスになっていたな。まさかたった1人のためにクラス編成まで変えてしまうとか先生は本当は味方だったのかな?

結局、命を放棄する寸前まで思い詰めてしまっていた。そんなこともあって今でも生き残ることができた自分と多くの自殺してしまった人との違いなんてよくわかっていない。だからこそ踏み止まれる何かがあれば多く人は救えたと思う。

小学校の時の記憶をすっかり忘れていたから高校の時は何で命ないし精神的な危機に瀕するほどのことになってしまったのか、深い心の傷として残ってしまったのか疑問に思っていた。でもその時はわからなかった。

それが解けたのは大学に入ってフラッシュバックを起こすようになってから。はじめは高校のことだけだったのに小学校の時のことも出てくるようになってから。小学校の時に傷ついた心の弱いところに高校で再度傷つくことによる二重の破壊が深刻化させてしまった。

結局、高校2年生以降、ずっとトラウマが色々と影響していたけどそれでも決して未来を諦めなかったし、大学入試・就職活動は一応成功しているから履歴書上はうまく取り繕うことができている。ただ茨の道になってしまった部分もあるしそれでもがんばれた自分は今でもすごいと思っている。ただその代償も大きかったけど。

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