東北珍道中 その2
東北珍道中 その2
東北珍道中 その2
古川からスタートした二日目。少し北上する形で目当ては元くりはら田園鉄道の若柳駅跡にあるくりでんミュージアム。くりはら田園鉄道は実は乗れなかったというか乗らないで終わってしまった路線。この頃は他にも廃止になった鉄道は複数あってなるべく乗ろうとしてはいたが乗れなかったのか。

さてと、このミュージアムまさに工場部分は当時のまま残してあるような状態だし展示・保存されている車両は電車時代のM153は登場当時は地方私鉄の電車としては高水準の車両だったらしい。他にはディーゼルになってからの車両も保存されているがLE-DCの一つであるKD952も今となってはこの世代の車両も引退しているのも少なくない中での保存。そして元名鉄のKD12は名鉄時代の塗装を踏襲しているのが特徴。これらの車両をじっくり眺めて今度は体験乗車。

体験乗車は何とレールバス・自転車・貨車の3種類全部に乗ってしまいました。乗り比べて一番面白かったのは貨車。貨物になった気分?で板張りのベンチのおかげでレールの継ぎ目を叩く感じがダイレクトに伝わってくる。これは面白い。さらに貨物でいえば保存されている機関車と貨車は鉄コレの凸型機関車+貨車でらしく作れないかなと模索する一幕も。

くりでんを楽しんだあとは南下して東京に戻るコースをたどっていくのだが途中から車は海沿いを目指して常磐道沿いに。今回、メンバーの一人がまさに東北仙台出身でエスコートしてもらって震災の爪痕が生々しく残るところをあえて走ってきたけど復興が進んで土地のかさ上げとか防潮堤とかで丸っきり地形というか様子が変わってしまった所やまさに今、工事中の所もあったけど何よりも国道6号線はすさまじかった。帰還困難区域に入ると様子が一気に変わり道路の両側にはバリケードがあってその向こう側は復興のふの字もつかないまさに震災・原発事故の時から何も手を付けていない無人の町が続きひっきりなしに走るパトカーが物々しさを強調している。前から一度、この目で福島の現実を見るためにも6号線を走り抜けてみたかったけどこれは想像を超える世界だった。8年経った今でもこんな光景だったとは。これは決して風化させてはいけないしまだ終わっていないのだと改めて実感。

福島県を抜けるあたりで遅いお昼を食べて常磐道を南下。心配していた渋滞は全くの無縁で東京に近づいてきたけどここで問題が発生。くりでんで遊びすぎたりあれこれやっていてこのまま東京に戻っても終電に間に合うのは一人いるかどうか。やってもうた。というわけで帰りは流れ解散。車なので各自の家まで走るということになったけどそれでは大変だから自分と高砂の人は三郷から外環で川口に出て鳩ケ谷で降ろしてもらい高砂まではアクセラを走らせることに。環七が空いていたから思った以上に快調な往復をしてこの旅行は終了。

今回は気の合うメンバーで自由な旅で楽しかったな。またどこかに行きたいな。

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