ダイナミック車窓矢岳越 都城~吉松~人吉
ダイナミック車窓矢岳越 都城~吉松~人吉
ダイナミック車窓矢岳越 都城~吉松~人吉
今回の旅の二日目は矢岳峠を抜けて人吉から熊本目指します。まさにこの旅のハイライト。

都城から吉都線に寄り吉松へ。昨日の日南線でもお世話になった改良型のキハ40は天井が後から付けた冷房の影響でかなりごちゃごちゃしているのはともかくとしてやっぱり今まで乗ってきたキハ40の中でも別格。快適さでいえば寒冷地の空気バネ車には劣るがそれでもまずます。

吉都線自体は霧島連山が見える田園地帯を走るといっても切り通しの区間などやっぱり山に向かって走っているということを連想させる車窓が続く。意外にこれも悪くはないな。

1時間半ほどで吉松に到着しここからはしんぺい2号に乗換え矢岳越え。今度もキハ40といっても内装はモダンというかシックでまるで昔の客車のようにも感じられる木材を使ったボックスシートが並び前面展望が見える画面。同じキハ40でもこっちは天井もすっきりとパネルで処理されているしよくできている。それにしても肥薩線に入ってから乗り心地がよくなったのは車両よりも七つ星ルートだから?といっても所詮はキハ40の走り。これは優等列車としてはどうなんだろう?

さて走り出せばさっそく線路は山へ。やっぱり改良型のキハ40だけあってキハ58とか52のエスコートが無ければ勾配線区に入れなかったのは過去の話とばかりに頼もしく登っていく。各停車駅では長めに止まって真幸駅では幸せの鐘を鳴らすとか矢岳駅ではSlを見るなどのちょっとしたことができるように配慮されているのもありがたい。

車窓ももう完全に山、そして真幸ではさらに急勾配を登るためにスイッチバックがあって進行方向が変わっていくのも見所。さっきまで登ってきた線路がもう結構下に見える。そして長いトンネルを抜けて視界が開けたところで一旦停車。そう日本三大車窓とも言われている矢岳峠。霧島連山とえびの高原が作り出すこれはすごい絶景。キハ40だけに窓は開くから展望スペースでは窓が開けられて写真タイム。

矢岳駅からは下りになり眼下に森林の合間から見える線路に向けて連続する曲線と勾配で一気に降りていく。ループ線+スイッチバックという国内では唯一の大畑駅を過ぎ勾配も落ち着つき街が見えたところで人吉に到着。

途中駅でも民家はまばらでひたすら山に向かって突き進む上にダイナミックな車窓。まさに今回の旅のハイライトシーンにふさわしかった。

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