超小型モビリティで巡る東尋坊　福井～東尋坊

今回の旅の二日目は福井から東尋坊でも回って適当に近江八幡に行けばいいと考えまずはえちぜん鉄道に乗車。

行きは7000系。これがまた何とも言えない車両で元JR東海の119系でこれは乗ったこともあるが、外観は全面がヘッドライトの移設や運転台の高さを下げてあったりスカートのごつさやシングルアームパンタのおかげで別形式に見えるが側面はやっぱり119系。車内もほとんどそのままでドア上の部分の形状はまさに国鉄的。

それで走り出せばさらに違和感。なにしろコイルバネというかDT21の揺れで走行音はMT54でも55でもなくVVVFインバーターが奏でる誘導モーターの音。新しいのか古いのかまったくよくわからない。ひたすら田園風景の中を走り三国あたりから海が見えて終点の三国港に到着。

ここからはどうしようか考えた結果が近くの観光案内所で超小型モビリティの貸し出しをしているというのでそれでこの辺りを散歩。今回借りたのはトヨタのコムス。セブンイレブンが配達用にまとまった数を導入した小型EVと言えばわかりやすいかな？

さっそく乗った感想を一言。やっぱりEVだけあって走りはいたって静かで加速も滑らかで40kmくらいならあっという間。そして超小型車体だから狭い路地でも軽々走れるしＵターンも楽々。ただ速度を出しているときの操縦安定性や路面が荒れているときは苦手で、もっと言うと最高速度60kmは出たがモーターの出力に余力がないからか勾配では失速。これはアップダウンが多いところではちょっと向かないかな？

東尋坊について駐車場に入ろうとしていたら係員に止めておくのはもったいないからこの辺は景色がいいから走ってきなと進められてあちこち周辺の海沿いを中心に走行。最初は暑いと思っていたけど案外走ると悪くはない。さらに後半は三国の路地を走り回って昔の面影も残って風情ある海辺の街の奥を楽しむことに。

今日の午前中は超小型モビリティという新しいジャンルの乗り物とシュールな電車それといい眺めが収穫かな？