もう一つの有明夏の陣2013 その1
もう一つの有明夏の陣2013 その1
もう一つの有明夏の陣2013 その1
コンベンションの興奮が冷めい最初の週末。以前は同じコンベンション内で開催されていた高校生たちの鉄道模型コンテストが開催されるため再びビックサイトへ。

普段のコンベンションとは違い入り口の受付から会場のアナウンス含めたスタッフはみんな高校生だけどしっかりと対応していてこの辺りから昔の一コーナーだった高校生部門とは大違い。

作品を見ていっても確かに小さなモジュールを複数の人で作り込むのだから密度は自ずと高くなるがそれを差し引いても衝撃的というかレベルが高い。勢いでは確実に大人のコンベンションが負けているしはっきりいって事務局の一部で内紛とか自分たちの利益をむさぼるようなことをしている場合でないというのははっきり言える。

こんなところでもkissX6の本領は発揮。気になった物にはとことんシャッター。そんななかでこれはと思ったところをいくつか。

まずは横浜富士見丘学園のモジュール。丸っきり男性の作るモジュールとは方向性が違う。前にコンベンションで方向性的には近いものを作った女子高のモジュールにも通じる物があるが情景の中に線路がとけ込んでいるような感じでこれで言えばお城と桜にお祭りそんな風景の中を線路が横切っている。さらにこの桜の表現というか色使いは絶妙。城の部分も丘の上にそびえ立つ感じでこれもいい。他の女子高というか女子の作品ではメルヘンというかファンタジー路線を求めるものが多いなかで実際の風景とフィクションの世界それが融合したところをうまくバランスさせているな。

続いて早稲田中高のモジュールは王子駅がモチーフ。新幹線・JR・都電と3段構造の立体感あふれる空間に都電のカーブの作り長い歩道橋それだけ現地というか現物を観察してそれをモジュールに落とし込んでいるのが実にいい。モチーフというかモデルになった場所を知っているとさらにおもしろが増してくる。

最後は大阪府立佐野工科のモジュール。コンベンションでも水槽を使って海底トンネルを走る様子をイメージしたものがあったけどそれよりもさらに一歩上を行っている。水中の泡や光が海底をイメージして水面ではポンプで水流を起すことで波を再現しサーフィンとか泳ぐ人形が動くというギミックもある。思考が柔軟だからできるこれが若さの特権なのかな?

本当に見ていて飽きないというか次から次へと発見が続く。後半も気になるところを紹介していきます。

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