これぞ京阪のドン 三条~出町柳~淀屋橋~南方
三条から再び京阪に乗り淀屋橋。またもやパスの有効活用とお目当ての元3000系最後の1編成となった8030系(ここでは以後、3000系で統一します)で大阪に戻ることに。

来年の引退に向かってカウントダウンが始まり。京阪のホームページには運用が公開されていて簡単につかまえることができる。このやり方、0系新幹線とか長野電鉄2000でも最後の最後にこだわらない人にとっては普段の姿で乗れるし発表から引退までが短時間であると毎回騒ぎになるだけにありがたい。

待つこと数十分ようやく入線。古めかしい感じがするが規則正しく並べられている側窓と片開きの扉ですっきりまとめられた側面そしてパノラマウインドの前面には誇らしげに鳩の特急マーク。これぞ京阪特急のスタイル。

まずは客を降ろして扉を一旦閉めて停止位置をずらしてドアを開けて乗車開始。幸い他にライバルがいなかったこともあって展望席の確保に成功。いよいよ出発。複巻電動機が奏でるモータ音は京急2000によく似ているがこの世代の車は抵抗制御となる低速域での加速にゴツゴツさがあるのだがそれも結構なめらかな部類。

この最後まで残された3000系だが運転席周りはやけに新しい。そう8000系と同じ物に交換されているためT字ワンハンドルにマスコンのポジション表示のインジケーターに特急8両とLED表示もあるし京成のAE・AE100のような定速制御に+-で速度をコントロールできる機能まであるのにはビックリ。

地下が終了すれば遮光幕が開け放たれ夕暮に染まり始める空の下を一路淀屋橋へ。この京阪の線路、乗っていて思うのは実にカーブが多くて速度制限も65キロとかがごろごろしていてお世辞にも早いとは言えない。カーブの多さとそれに由来する制限の多さそしてトップスピードを出す区間の少なさから走りの感覚的には京成に似ているかな?運転手は定速制御を時折つかいながらも割とこまめにハンドルを動かしていく。

あともう一つ走りが遅く感じたのが駅の進入速度の遅さ。停車駅の場内は必ず注意。どうりでツッコミブレーキもないわけか。それでも複々線区間ではカーブが緩くカントもしっかりとってあり迫力十分。速度も100キロを超える区間もあったり、天満橋駅に圧倒されたりと変化に富んだ1時間弱を楽しんで京阪3000系への最初で最後の乗車が終了。阪急6300といいこの京阪3000といい一時代を築いた車両がどんどん引退していく。それだけ時間が経っているのだな。

その後は夕食の場所の決め手がなくて御堂筋線で戻ってホテルの近くで夕食。そして部屋でまたダラダラと飲み。こうして大阪の夜は更けていくのだった。

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