最低気象条件の狭間で 鳩ヶ谷~秋田
昨日まで残業続きで結局毎度の事ながら寝不足状態での出発。一度くらい前の日は早く寝てゆったりとした気分で出発したいものだ。

朝早いにも関わらず赤羽までのバスもそれなりに乗っていて京浜東北線は途中まで立っているほど。そして迷うことなく浜松町を過ぎ品川から京急へ。やっぱりこのアナウンスやせわしなく出入りする電車たち。これぞ古巣であり自分のホームグラウンドなんだよ。この時間で空港行きだから京急車は期待してなかったがやっぱりという感じで都営5300に揺られ空港に到着。

で空港についてまずは座席のチェック。一応窓側を抑えてはいたが空席が目立つ状態で機体後部には誰も座らないエリアがあったから景色よりも眠気と言うことでこっちに変更。続いて荷物を預けてつつ出発便の案内を見たら「天候調査中」本当に飛べるのか?さらには表示が変わり秋田空港に着陸できなかったら羽田空港に引き返すという条件付き飛行に。そりゃだめだったらもう一度京急のホームに戻って浦賀・新逗子行きに乗るまでだけど。保安検査場をくぐる時は今回は滑り止め付きのブーツなんて履いてきたから何回もやり直しの一悶着をやってスポットは一番端だからひたすら歩いたらごほうびにまだ飛び始めて間もないボーイング787が隣のスポットに。787は急がなくてもこれからお世話になるのは確実だから軽く見てベンチでパンを食べつつ飛べることを願い。いよいよ搭乗開始。

737・777ばかりで最近ご無沙汰だった767の真ん中の島のど真ん中しかも前後2列は誰も座らないから荷物棚も一人で一つ占領しても文句を言われることもなく。シートピッチの狭さはどうにもならないから足を広げて肘掛けももちろん占拠。離陸してベルトサインが消えればリクライニングをフルに倒してもやっぱりエコノミーの座席なんだなということに。

機長からのアナウンスでも「雪のためできるだけのことはしますが着陸のやり直しや羽田空港に引き返すこともあります」と弱気を含んでいる。

でももうどうにもならないことなんだからとそのまま寝て着陸が近づいてベルトサインが点いてからはいよいよ気になってきたが外は曇か雪でほとんど見えない。ギアを出してフラップを降ろしてしまうのは音でわかったがもうあとはわからない中でドスンと衝撃がきた瞬間で着陸を感じその後はリバースが巻き上げる雪煙で窓は完全に何も見えないが動きから滑走路をでたところまではわかったがその後いくらも走らないうちに停止。ターミナルにしては近すぎるから何かと思ったらアナウンスが流れ大雪で着陸はしたが視界もあまりきかない状態でさらに滑走路は何とか除雪したがスポットの除雪にはあと20分ほどかかるということ。遅れてスポットに入って飛行機を降りて外を見たら本当にすごい雪。

手荷物を受け取ったりしている間にしきりに放送が流れてその内容だと自分が乗ったANA便の前に伊丹からのJAL便が本来なら着いているはずが上空で天候調査中ということ。さらにその便はその後あきらめて仙台にむかったということと新千歳発のこれもJAL便が欠航。まさにANAとJALで最低気象条件が違ったのかそれともANAのパイロットが雪か風が一時的に弱まったところでチャレンジしたのかわからないが相当きわどかったことは間違いない。カウンターで伊丹行きに仙台空港まで行ってでも乗りたいという事を聞いていた人がいたけどまぁこの場合、仙台に一度降りて天気の回復を待って秋田に来れば折り返しがありそうだけどなければこまちで追いかけても間に合う時間でもないし、困っていたがまぁ乗ってきたANA便はそのまま羽田行きになるから空席があれば会社間の振り替えして貰って羽田経由になるけど救済してもらえそうだな?。

こんな中で着陸できたのだから運がよかった。ここまで来れたからにはあとはいかに楽しむかだな。

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