今日の日経の記事で一番衝撃的だったのが東急車輌がJR東日本に売却されること。

JR東日本からすれば新津の自社工場で車両製造ができるといっても209系に始まるステンレス車体の通勤車に特化している工場故なのかE231系などの2階建てグリーン車はすべて外部の会社が手がけているしアルミ車体で複雑な造形を作る新幹線・特急車も実績もないだけに東急車輌を手にすることでE5系のようなフルサイズ新幹線(東急車輌のフル規格新幹線の製造が最近ないため)以外は製造可能だから買収が得策なのはわかる。

ただ、気になるのは今まで東急車輌をメインにしてきた鉄道会社がどう動くか。まずは東急。なにしろ長年他で生産したこともないだけに一番影響がでるがこれでグループの縛りがなくなったわけだから思い切って他にすれば画期的なことだし元グループ会社と言うことでそのまま使い続けるかもしれないしJR東日本に頼むことになればラインの稼働状況によって新津・横浜の混合ということもありえそうだな。

続いてなんと言っても京急。東急車輌の技術者が昔鉄道ファンに連載していたときに京急800・2000形の話が出たがメインの製造会社にしていたし設計などでも深く関わっていてトップナンバーは東急だっただけにこれからもそれが続くのかそれとも川重が今度はメインになるのかはてまた一時噂が出た東急・川重以外の会社の登場、個人的には日立のA-Trainでアルミ車体・全塗装の復活とかあれば最高なんだけどな。

今のところ、東急車輌の社員はそのまま移行させるのと横浜の工場も移転は維持されるみたいだから(京急は逗子線内の3線軌条の改良もやったな)、京急・新AEこそ車体サイズなどでトレーラー輸送になったが京成の車両が一旦入場して台車の取り付けなどをする場面や自力運転の甲種回送は当分の間見られるかも。

これでまた一つ車両メーカーが消える運びになるけど、鉄道会社と車両メーカーの組み合わせの変化とか変わっていくのだろうか?

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