名誉ある別れ

友人が長年あれこれ手をかけ大事に乗り続ける車を手放すと言うことで今日はお別れのために座間にある日産の記念庫で贈呈式。

今回は、都心を抜けると横浜町田から一般道となると時間が読めないから電車で移動して途中で友だちに拾って貰って現地入り。最初はカレスト座間の駐車場で集合しているときはオーナーズクラブのミーティングのような感じに見えたのだがいよいよ贈呈式で移動となると雰囲気が一変。そして座間事業所の中に入りまずは車のチェック。その間にえーっと大体の場所は聞いたからとそっちに向かって走っていって散々迷走・さらに標識に単位が入ってないからマイルのようなノットだと思いこんでみたりして結局それで最後尾から追いかける展開になったのが（汗）。

さて寄贈式はまず記念庫の入り口で撮影してそこから中に車を入れて撮影。今回は間違いなく一人だけであろうフィルム式カメラをひっさげギリギリ露出がとれるからプロビアを装填し撮影の人たちの中に。

この車には何回か乗せて貰ったのと後は横横でブチ抜かれたのと、一度だけそれもまだアコードだった頃のコンベンションの搬入日にホームコースの湾岸線でランデブー走行したこともあったな。

今日で手を離れてしまい簡単には見ることが出来なくなってしまうが、今度はここで後世にその姿を語り継ぐという新たな使命を持ち維持・保管されていく。毎年多くの車が作られそれぞれのオーナーの元に渡り使われやがてその手を離れるときがやってくる。必ずしもまた違うオーナーが現れるようなならいいのかもしれないが事故や致命的な故障で不運な形で消えていく者、年月の波に逆らえずスクラップにされる者も少なくはない中でこういう形で別れることができるのは、自分からすれば最高の名誉だと思う。

別れでもあり始まりでもあるそんな式に思えたな。