踏破のためには 静岡~鳩ヶ谷
静岡からの帰りは、踏破記録を伸ばすために小田原まではJRでそこからは小田急にすることに。自分が敬遠する理由の静岡県内の東海道線は本数こそ静岡地区は多いが編成が短く混むことも少なくないしおまけにロングシート。本当に長距離乗るのが苦痛になってくるほど。さらに熱海からのE231もロングシートが多いし本当に東海道の豊橋以東はそういう意味では難所だな。

小田原からは小田急に乗り換え。新宿に先着するのがロマンスカーだから迷わず特急券を買い快適な帰り道に。車両はNSEで一通り完成させたロマンスカーのDNAを受け継ぐ50000系VSE。

窓の広さとくに高さは定評がある京急以上で、シートを少し窓側に向けてあるから外が見えやすいようになっている。これに広くて開放的な天井、木目パネルとゆったりとした暖色系のシートさらには間接照明をうまく使っていることでとても上質かつ明るい空間を生み出している。RSEはともかくとして30000系EXEではユーザーの多くが通勤・買い物など日常的な行動の中で座って快適に移動するために選ぶという声に対して出した最適な答えなのかもしれないが、やはり小田急の「特急ロマンスカー」という列車はこれでないと。最近の車が高いギア比でモーターをブン回すような走りをするのに対して低いギア比で加速度を意図的に落としてなおかつ滑らかな加速とモーターの回転数を落とすことで静かな室内を実現し、車体傾斜装置と連接台車で揺れも少なく連結器や渡り板からでるような音も少なく小田急の心意気がよく感じられる。

列車は、順調に新宿に向かうはずが新松田を過ぎた辺りでスピードが落ち駅間でいきなりの停止。本厚木までまだだいぶあるし何かと思えば前の急行列車で急病人が発生し止まっていると言うこと。運転再開後もずっと急行の後ろで使える走りになり最初、相模大野で急行を待避する予定が待避無しになりずっと急行の後ろを縫うように走るため、以降新宿までは前の急行に遠慮して走るようになりさらには相模大野では場内で待ち、新百合ヶ丘から先の急行停車駅も実質的に停車しているようになり本格的にスピードに乗ったのは複々線区間くらい。新宿には10数分送れたけどそれだけゆっくり走ったのだからさらに快適さに磨きがかかることに。

これで小田急は新松田の渡り線含めて踏破完了。久々に遠征したけど移動に快適さを求めるのは意外に大変なんだな。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索