次世代の芽吹き

取引先のつてで思わぬ形でＥＶを運転させて貰いました。

今回試乗したのは日産のリーフ。見た感じではプリウス・インサイトがその形そのものがハイブリッド車と主張しているのに対してティーダとも似ているスタイルからは一見しただけでは普通の車でエンジンを停めている状態でしか見えない。

でも運転席に座ってみて一変。グラスコクピット化されて上下に分かれたメーター部分はバブル時のデジタルメーターの車を初めて見た時以上に斬新。上段はシンプルにスピードメーターとエコ運転表示、下には電池残量も車である名残とばかりにガソリンのインジケーターだけでなく具体的な航続可能距離・パワー・温度が出ていてこれにナビ画面で必要に応じて様々な情報が取り出せる。

エンジンキーを回すこともなく簡単に運転状態に入るのは自分はどうも要領を得ないが今の車はキーを挿してイグニッションを回すという動作はなくなりつつあるがそれでもエンジンが起動すればアイドリング音に振動があるはずなのにそれもまったくない。さらにサイドブレーキにギアはレバーというかノブというかちょっと動かして切り替えるだけこれも自分にはものすごく斬新。

いよいよスタート。かすかに聞こえるインバータ音は電車でなじみがあるがそれでも本当に静かで滑らかに加速していく。ブレーキも音から回生が作動したみたいだが運転している方からはそれを感じさせない。

ほんの数分だけ運転させてもらったがこれは車の概念が変わるというかプリからすれば別次元の乗り物だな。音・振動さらにメーター類は全て針とダイアルの世界でましてMTだから余計にそう感じさせてしまう。やがてこういう車が増えていったときに従来の車はどういう方向にいくのだろう。未来が楽しみだ。