エンジン音がこだまする山越え 余市~長万部
2009年9月20日 鉄道・鉄道模型 コメント (1)
ウイスキーの故郷をあとにして再び函館本線で長万部を目指すことに。来たのは何とキハ40の単行、この区間と言えば別名山線という名前の如く勾配が連続してかつてC62が重連でドラフト音を山中に響かせながら登っていったというのに正気の沙汰かJR北海道よ。しかもニセコ・倶知安への観光客で混んでいるから中には入らないで運転席のすぐ後ろに陣取ることに。
それでも加速は鈍いがひたすらノッチを入れて直結レンジで80キロくらいまで上げていくがそれも然別を過ぎる当たりからの上り勾配ではフルノッチでエンジンはうなるも瞬く間に速度が落ちて30キロ前後での苦しい走りに。これが国鉄が生んだ低性能気動車の代名詞キハ40の悲しいところ。力不足は覚悟の上で山岳路線にはキハ58なりキハ52を使えばいいという割り切りが単行運転できてローカル線での使い勝手がいいキハ40が勾配の少ない路線を中心としてキハ58系列やキハ52が長い間使い使い続けていたり新車を勾配路線に優先的に配置するとか、このキハ40もキハ400をはじめ性能を上げるためにエンジン・変速機交換がJR各社で進められているのも頷けてしまう。ただ、北海道仕様ということもあって空気バネ台車と速度が低いから乗り心地はいいし気密性を高めている構造もあって音はそんなに入ってこない。これでは単にゆっくりのんびり走っているだけにも思えてきてしまう。
銀山では、SLニセコの交換待ちで長時間停車。こうなりゃ撮影とばかりにカメラを構えるが日陰で露出が確保できない。幸いフィルムが残り1コマだったからここはためらうことなく交換してエリートクローム200+1増感の320、シャッタースピードは125分の1、F4.0でやっと0.5段余裕があるかないか。しかも時間になってもSLはこないし、交換待ちで停車すると思いきやSL側の出発信号は青。ますます厳しい条件になる。やっと汽笛が聞こえてSLはC11がバック運転で勾配を勢いよく駆け下りての登場で思わずシャッタースピードを上げて180分の1で撮影。露出アンダーがでないことを祈りたい。
SLの通過待ちをして再び気が遠くなるような距離に、連続20‰前後の急勾配をエンジン音を響かせながら進んでいく。倶知安でだいぶ人が降りたのと増結が入ったおかげで一気にガラガラになりここからは外を見ながらの移動に。羊蹄山の麓を走っていきいくつもの池や清流を越えたり併走するように走っていく車窓は実に雄大だし見ていて飽きないしなんだか癒されていく感じがする。そして雄大な季節の中にも夏から冬へ季節が移り変わる様子がうかがえる。
この列車に乗っているときにふと話題になったのが北海道新幹線。現行の北斗ルートではなく、長万部から山線を回って小樽を経由して札幌というがこのローカル線ルートに新幹線を走らせるほど需要あるのか?政治家は山線に乗ったこともなくただ地図をみて言っているにしか違いないと思ってしまう。むしろだったら現行の北斗ルートを改良して特認を与えて140キロ以上の速度で走らせたほうがよっぽど現実的だと思えてしまう。
こんな山間の路線をどれだけ走ったのだろうやがて空が夕焼け色に染まり日が落ちて夜が訪れてくる。完全に日が沈んでからようやく長万部に到着。さてと夕食はどうしようかな?
それでも加速は鈍いがひたすらノッチを入れて直結レンジで80キロくらいまで上げていくがそれも然別を過ぎる当たりからの上り勾配ではフルノッチでエンジンはうなるも瞬く間に速度が落ちて30キロ前後での苦しい走りに。これが国鉄が生んだ低性能気動車の代名詞キハ40の悲しいところ。力不足は覚悟の上で山岳路線にはキハ58なりキハ52を使えばいいという割り切りが単行運転できてローカル線での使い勝手がいいキハ40が勾配の少ない路線を中心としてキハ58系列やキハ52が長い間使い使い続けていたり新車を勾配路線に優先的に配置するとか、このキハ40もキハ400をはじめ性能を上げるためにエンジン・変速機交換がJR各社で進められているのも頷けてしまう。ただ、北海道仕様ということもあって空気バネ台車と速度が低いから乗り心地はいいし気密性を高めている構造もあって音はそんなに入ってこない。これでは単にゆっくりのんびり走っているだけにも思えてきてしまう。
銀山では、SLニセコの交換待ちで長時間停車。こうなりゃ撮影とばかりにカメラを構えるが日陰で露出が確保できない。幸いフィルムが残り1コマだったからここはためらうことなく交換してエリートクローム200+1増感の320、シャッタースピードは125分の1、F4.0でやっと0.5段余裕があるかないか。しかも時間になってもSLはこないし、交換待ちで停車すると思いきやSL側の出発信号は青。ますます厳しい条件になる。やっと汽笛が聞こえてSLはC11がバック運転で勾配を勢いよく駆け下りての登場で思わずシャッタースピードを上げて180分の1で撮影。露出アンダーがでないことを祈りたい。
SLの通過待ちをして再び気が遠くなるような距離に、連続20‰前後の急勾配をエンジン音を響かせながら進んでいく。倶知安でだいぶ人が降りたのと増結が入ったおかげで一気にガラガラになりここからは外を見ながらの移動に。羊蹄山の麓を走っていきいくつもの池や清流を越えたり併走するように走っていく車窓は実に雄大だし見ていて飽きないしなんだか癒されていく感じがする。そして雄大な季節の中にも夏から冬へ季節が移り変わる様子がうかがえる。
この列車に乗っているときにふと話題になったのが北海道新幹線。現行の北斗ルートではなく、長万部から山線を回って小樽を経由して札幌というがこのローカル線ルートに新幹線を走らせるほど需要あるのか?政治家は山線に乗ったこともなくただ地図をみて言っているにしか違いないと思ってしまう。むしろだったら現行の北斗ルートを改良して特認を与えて140キロ以上の速度で走らせたほうがよっぽど現実的だと思えてしまう。
こんな山間の路線をどれだけ走ったのだろうやがて空が夕焼け色に染まり日が落ちて夜が訪れてくる。完全に日が沈んでからようやく長万部に到着。さてと夕食はどうしようかな?
コメント
北斗ルートは冬に荒れやすい地形だから、安定運転には向かないよ。あと、沿線を通過する以上駅が必要になるっしょ?すると・・伊達・室蘭・苫小牧・千歳・・・それに、北斗は高速化されてっから、北回りに俊足が欲しいんじゃないかな?あと・・観光客を確保するのに、小樽は通りたいべさ?(笑)