ひとまず叩き直し終了

2週間前からはじめたテクストの419系もようやくまともに走りそうな所まで叩き直して完成。

はっきりいってこの製品。はっきり言って全体がトミックス・カトーの583の劣化コピー？と思いたくなるような作りでまぁいじる側からすればバラしやすいのは助かったがそれにしてもすさまじい。

まず3両共通して固定窓はクリアーブルーを塗ってカプラーはカトーカプラー化。続いて両先頭車のダミーカプラーがやたら長いからカプラーの穴を開け直して長さを短くして、スカートがどっちも車体から浮いているので運転席近くのシートをカットした上に中心に豪快に削りわずかでも床板とシートの間を詰めるためにもはや6連にすることもないからライトのスイッチも撤去してさらに車高を揃えるために集電スプリングを短くすることに。

これで見た目も少しはましになったところで、クハ419は運転席を塗ってかつて583・485を加工したときに余ったライトケースリムが入るようにヘッドライトの穴もヤスリで少し修正。このリムがないとヘッドライト・テールライトが同じ大きさに見えてくるからこれで少しはまともになった。

続いてクモハ418は一番致命的なタイフォンカバーがないのを手元にあったwaveの半円パーツを塗って取り付け（色合いが違うのは愛嬌）、最後にモハ419はダイキャストを塗り直して組み立てて完成。ようやく試運転をはじめたがはっきりいってまともに走らない。そして気がつけばダイキャストのカバーを抑える爪が非常に脆く早くも割れ始めているしだから内部の部品をしっかりと抑えることもできないから、ここで万事休すというわけにもいかないからここは奥の手とばかりに瞬間接着剤で溶接？これで動力の分解はもうできないかもしれないがその時はその時で動力を換装するか廃車にするまでである。それにしてもフライホイールは意味あるのか？そのまえに工作の精度をあげて滑らかに走らせるのが先のような。

これでようやく多少の勾配・カーブも走れるようになって完成。はっきりいってこれほどひどい完成品は他にあったのかな？というほどでましてや、発売元のホームページでは安いから初心者におすすめなんてうそぶいているが、これは真っ赤な嘘で値段が故に割り切って叩き直せる腕がある上級者向けでありこれを間違っても初心者が買ってしまえばあまりに走らない動力によってＮゲージの世界に失望を憶えてしまうことだろう。むしろ安くてもトミックス・カトーの初心者むけセットはこれよりは少々高いが編成を短くしているだけでできばえは他の製品に劣ってもいないし安さをもとめるのならカトーのキハ20系列・旧103系なら完成度は劣るが動力ユニットはしっかりしていて走りは抜群だし、雰囲気はでているからあとは自分なりに手を加えていったほうがディテールアップの世界も学ぶことが出来てよっぽどいいものだ。