1300キロの道のりを走り抜いて(名古屋付近~東京)
名古屋からは本格的に朝を迎え車内販売が開始されるといっても一人の販売員がはやぶさ→富士の順に回るらしいが今日は満員でなかなか回ってこない。一応非常食も持ってきてはいるがさすがにしびれを切らして7号車にいるというのでそっちに向かって歩き出したら結局次から次へと人がきてほとんど進んでいない。
食べ終わってからようやく車販が回ってくるほど。それでも今日は満席というのを知ってか、幕の内弁当にしてもサンドイッチにしても数は豊富に持ち込んでいたみたいではやぶさに乗っている人は確保できたみたいだけど富士のひとはどうなるのかな?

車内販売も回って完全に夜も明け、寝台のカーテンも開けてあるところも多くなってくる。まだ東京までは3時間ちょっと結局寝台で横になれるのをいいことに二度寝してしまい起きたらもう熱海。あーん、由比-蒲原とか海沿いを走るところを寝過ごしてしまったではないか(涙)。

気を取り直して外をみれば晴れていて相模湾がよく見える。ここまでくればもうラストスパート。昨日の晩の遅れも完全に回復できていて小田原からは複々線になりEF66はより高い速度で巡航する。いくら12両編成満員といったところで本来はもっと重たい貨物列車を引っ張っているのだからこんなの軽いのかもしれない。そして、EF60-500に始まり、EF65P・EF65PFそしてこのEF66と受け継いできた寝台特急を牽引する晴れ舞台でもあり1往復で2000キロを超える距離を走る過酷な役目も3月で途絶えてしまうのか。

自分はというと小田原を通過してから身支度を始めてなんだかんだやっていたらもう大船。さらに見慣れた光景を乗り慣れない客車列車で走る。最後の停車駅横浜ではこの前自分がやったように撮影している人が多数いるのを見送り川崎をすぎ品川の手前から最後の車内放送が始まる。
「寝台特急 はやぶさ号・富士号をご利用いただき誠にありがとうございました。またのご利用を心よりお待ち申し上げます。」
という一言で放送が締めくくられ定刻に東京に滑り込む。

その後は、機回しを大勢のファンと一緒に撮影し帰宅。1300キロの道のり長かったけど寝て移動してみれば案外短かったな。そしてこれではやぶさは乗り納め。今度は廃止のニュースがでてからではなくもっと余裕のある時にこういう列車に乗ってみたいな。

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