九州を駆け抜けるはやぶさ(熊本~門司)
熊本駅に戻り、荷物を引き上げこれから東京に向かっての長旅に荷物だけでなく心の準備を終えた時点で入線数分前。そしてはやぶさが到着するホームと向かいのホームにはカメラを持った人がたくさん。やっぱりみんな気合が違う。入線してから今度は発車までが10分と短くその間に機関車・テールマークの撮影だけでなくて駅弁も確保しないと門司まで確実に食事にありつけないしやっぱり旅には駅弁でないと風情もでないしね。その駅弁屋ははやぶさ組でかなりの量が売れていて品切れ続出。もっと早く買っておけばよかったかも。

テールマークの前では記念撮影している人がたくさんいて車掌さんもシャッターを押すなどサービスをしてくれていて中には
「一晩お世話になります」
なんていう人も。順番おかげで撮影できたのは発車間際。そして自分の寝台があるのは機関車の後ろだから結局発車までに間に合わないで車内を移動するはめになったが個室とかほかの車内を見ることができてこれはこれでよかった。

機関車のゴトンという衝撃とともに動き出しゆっくりと熊本駅の場内を抜けた頃にオルゴールがなり車内放送が始まる。車内はすでに満席とまではいかないが相当な乗車率ではやくもあちこちで酒盛りとかをしているひとも。ようやく流星が自分の寝台に着いたのは発車して数分たってから。乗るのは口の悪いマニアの間ではキハネフ15とも揶揄れるスハネフ15で発電機用のディーゼルエンジンの音がひたすら続くが真上の人は結構耳障りだろうけど少し離れているとそんなに耳障りどころかレールからくるジョイント音や機関車が奏でる音などいろいろな音が入ってくから気にはならない。

同じ寝台の区画の人は上段はどちらも自分と同じ年代もどちらも無口なほうのやっぱり鉄道マニアで片方は上段の窮屈な空間に座るか寝るのもいやなのか通路側の補助いすに座っていた。あともう一人の下段はカーテンで姿が隠れて見えないが足元のブーツから女性ということだけはわかったが車内改札でカーテンをあけて年配の人と判明。さすがに一晩同じ部屋という区画で一緒になるから軽く会釈。周りをみても家族連れもいればあとは鉄道仲間どうしとかもいるし中にはたまたま同じ寝台の人同士で鉄道談義(といってもやっぱり昔のブルトレの話が多いな)をしている人とかとまぁさまざま。ただほかの人も言っていたが乗り収めの人が圧倒的に多いなというのが感想だった。

最初の停車駅、大牟田を過ぎると久留米・鳥栖とこまめに止まり博多へ今日の朝にリレーつばめで来たルートを客車で戻るとまた違って見えたのは新鮮だった、そして特急街道のJR九州でつばめ・有明・ソニックが輻輳するなかでさすがに追いつかれてしまうので福間で待避。北陸系統でもそうだけどやはり特急といえども俊足の電車特急にはかなわないのが現実なんだろうな。その頃の流星はというとウェルカムドリンクという名目で買ったお酒とおつまみはすでに底をつきかけていて、待ちわびていた所に小倉、そして次の門司では機関車交換+富士連結のために30分近く停車する。車内放送でも丁寧に駅前のコンビニの場所を案内するくらい(爆)でいかにも買い物してくださいと言わんばかりの状態。さらに気がつけば通路に人が増えてきている、さぁお待ちかねの関門撮影・買出しタイムがはじまりますかな?

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