犬山灼熱地獄
岐阜から各務原線に乗り犬山遊園へ。田神まではかつて走っていた路面電車の面影をなぞりそして新鵜沼をすぎれば犬山橋。かつての道路併用橋だった面影はなく工事も終わっていて何も知らないひとからすれば単なる鉄橋に見えてしまうほどしっかりと改修されている。昔は不可能だった橋の上でのすれ違いを経験して犬山遊園に到着。

この日名古屋は今年一番の暑さと言うことだけど本当に洒落にならないほど暑い。そんなときに乗るのがまもなく廃止を迎える犬山モノレール。

改札をでてモノレール乗り場に行き階段を上りホームへ。まるで昭和の時代から時が止まったようなたたずまいの駅に止まっているのはカラフルな塗装をまとっているモノレール車両。車内もモケットがかわいい柄になっているものの古いスタイルに昭和37年日立という銘板が泣かせる。そしてこのモノレールこの時代の車両ということで非冷房車内に入っても汗が噴き出すそして運転席横の温度計を見れば40度を超えているしもはや灼熱地獄とはまさにこのことそして運転手もあまりの暑さに凍ったペットボトルを持参しての乗務。そしてそれを最初にマスコンとブレーキハンドルに当てて冷ましているほどそうでもしないと下手すれば手をやけどすることにもなりかねないな。

犬山遊園を出てすぐに急カーブ・急勾配で犬山の街並みをみながら登っていく。そしてすぐに成田山に到着。ここをでれば山の中へまさに自然が作る緑のトンネルこれで涼しくなるはず・・・・生ぬるい温風が入ってくるだけだった。コンプレッサーやモーター音は割と耳なじみがある感じでモノレール独特のジョイント音?そして全体に鉄車輪では不可能な急カーブ急勾配が続き勾配が緩やかになってくればモンキーパークの敷地や駐車場を縫って終点に到着。

そして親子連れを多数乗せてすぐに折り返す。今度は下り勾配がひたすら続き視界が開けて犬山の街並みが見えれば犬山遊園。これでモノレールも乗り納め。また一つ名鉄から名物路線が消えるのか。

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