パノラマカー追いかけっこ
いよいよ始まった夏旅行。品川まではいつもと同じだけどJRとの乗り換え改札をくぐり新幹線改札に入ったときから気分は一点旅模様。

思うように切符もとれなかった3連休初日の下りだけあって旅行客でかなり混んでいる。自分の乗る列車の前に出たのぞみも自由席は立ち客が出ていたほどで新横浜を出た時点で相当な混雑になることであろう。指定席だからそんなことを考えている余裕があるのだなと考えつつ来た列車に乗り込み目指すは西へ。品川を出れば西大井・武蔵小杉など割と見慣れた風景を新幹線らしかぬカーブを縫うように走り新横浜・小田原と止まる。新横浜から隣に自分と同じかやや若い女性の二人組が乗ってきて、観光ガイドや会話から京都に向かうらしいが仕事に結婚にそんな話をひたすら繰り広げている。その一方で自分はというと日経を読み読み終わってからは音楽を聞きながら車窓を堪能。6月にいったグランシップ静岡に茶畑、浜名湖そして工場が多くなり豊橋。やがて住宅街の中を走るようになればそこはもう名古屋。車窓の変化がめまぐるしくて飽きさせなかったな。

愛地球博以来だから3年ぶりに名古屋に降り立ち名鉄に乗り込む。まずは須ヶ口へ。今回は引退が迫っているパノラマーカーに狙いを定めてその運用を最も効率よく追いかけられる日程に。この日は朝にあった人身事故の影響で名古屋付近は多少遅れていて少々遅れて4灯のヘッドライトを輝かしてパノラマーが到着。そして引き上げ線に入ったから入線するところを撮影するために反対側に移動して待機。そして本来なら出発時刻になっても遅れ気味だからパノラマカーが入線しない。やっと1本前の電車が過ぎ去ってから来たが下手したら信号が変わり次第出発という状況だけに今反対側のホームに猛ダッシュしてなんとか飛び乗り。

今回自分が乗ったのは最後尾近く。運転席がないがゆえに前面展望がフルに楽しめる展望席はいつの時代も人気の的。今日も後ろ向きの展望だけどすでに子どもやファンが陣取っている。暖かみのある内装。耳をすませば発車時に「ポーーーー」とトランジスタホーンが聞こえてくる。古さは隠せないが乗り心地・固定窓と空調が作り上げる快適な温度は当時そのスタイルと相まっていかに新鮮だったのだろう。

ちょっと早いが国府宮で早くも下車。そして一日フリーキップのメリットを活かして隣にホームにやってきたミュースカイに乗り換えて岐阜へ一足先へ。そう撮影枚数を稼ぐために岐阜に先回りという追い越しが頻繁な京急で培ってきたノウハウがここで生きることに。岐阜は前に撮影したことがあったからすぐに勘をを取り戻し難無く撮影。パノラマとはここでお別れ。ここからは最初で最後となるモノレールに乗り込むことになっているがこれがまた大変なことに。

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