まぁ、核実験なんぞやらかすから世界中を敵に回してしまった偉大なる人民の太陽である将軍様と自国では言われているが早い話がたんなる独裁者の金正日。

それで核実験をやるかやらないかというあたりから何回も読んでいるのがこの漫画で元々は韓国で書かれたのだが当局から出版禁止をくらったという曰く付きの一冊。

読んだ感想は、親父の金日成と親子でひたすら粛正・失脚・追放などを繰り返して権力をもぎ取ったとしか思えないのと、その権力を維持するためにまた同じようにあれこれ理由を付けて反対派を粛正していき、その一方で一部の側近だけは厚遇されている。そしてそこに主体思想を持ち出してさらに自分の権力を固めていくようすと時には危うい場面もあるがそれも乗り切ってまるで我が物顔で国を動かしていく。その課程にはとてもしたたかな人間であると思える程念入りに作戦を組んだりする反面、軍隊の訓練をすっぽかして映画にふけていたりと全くよくわからないというのが本音。ただ小心者の割には言うことは大きいのは間違えなさそう。

これははっきりいって、自分は読むに値しないと思った。なぜならそれだけ彼の正体は粛正に粛正を重ねて権力を築き維持しているのと人民を顧みない姿だけがでてくるだけだから。その課程をじっくりと見てみたいというのなら面白いのかもしれない。

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