房総珍道中 その2
朝は、みんな疲れているからかスローなスタートでゆっくりとして9時頃に出発。現地合流してきた人は鴨川に用事があるらしいから昨日と同じ3人で移動することになってとりあえずは勝浦を目指すことに。

天気は昨日に引き続いて晴れていて風も心地よく、千倉のあたりまではひたすら海岸線に沿って走るルート。のどかな入江や漁港を抜けたり道も空いているし快調。

途中で鴨川のオーシャンパークで休憩してここからは安房鴨川を抜けるのが一苦労。途中から全く動かないような渋滞にはまってしまいVICSも使えないから携帯で渋滞情報をみようも対象地域外で幸い師匠がこの辺の道をある程度知っていたからあちこち抜け道などを使ったけどそれでも抜けるのに2時間。しかも渋滞が向かう先は鴨川シーワールド。
3人で、
「こいつらそこまでして鯱をみたいのか小一時間問いつめてみたい」
と言いつつ、そこからは順調に走れて勝浦へ入るもこんどは海中公園の駐車場で大渋滞。しかも逃げ道も何もないからここはひたすらがまんしてようやく駐車場に入って海中公園へ。

ここのメインは、水深7メートルの所にある海中展望台。窓からは色々な魚がいてしかも水族館みたいに作られた長めでなくてあくまで自然な海底になっているのがポイント。海底から上に上がった展望台からは遠くに貨物船が見えるのとなんといっても水平線が見える。普段横須賀からだと相模湾を見ても東京湾を見ても反対側が見えるしこれだけ広い範囲で水平線を見たのは久しぶりだな。

ここからは今度は自分が運転してまだ時間があるから養老渓谷方面を走りながら金谷に向かうことにしてまずは御宿でお昼。時間帯が悪くて準備中のお店が多い中でちょっと内陸には行ったそば屋で食べたけどこれがお店の雰囲気も出てくるそばも上品で高かったけどおいしかったししばらく今度は夏の話をして落ち着いたところで出発。

ここからは房総半島横断ということで山道に突入。ナビに従って走るから道に迷う必要はないがこれがまた難所の連続。改良されている区間とそうでない区間がまだらに存在して改良されていない区間はすれ違いも困難な場所が多くてそういう時に限って対向車が表れるからかわすにも一苦労でシエンタはそんな道をCVTだから滑らかにギアを変えて登って下りに入ればSモードを叩き込んでエンジンブレーキON。まるでSモードがエンジンブレーキのスイッチのような感覚になってきてしまうくらい頻繁に切り替えてようやく名も無き県道から国道410号線に入ったと思ったらここは酷道410号線というのが正しい名称のようで(笑)、ここも改良されている場所とそうでない場所の違いが激しくて改良されていない所は1車線のすれ違い不可に始まって素堀の非常に不思議な断面をしているトンネル(もちろんすれ違い不可)に路肩弱しの標識、3人とももはや未知なる場所に足を踏み込んだ気分というよりまさしくこれが本当の酷道というのをたっぷり味わって養老渓谷の駅に到着して一休み。

ここからは小湊鉄道としばらく併走して少しはましになった道路を降りてようやく東京湾が見えてきたけど時間はすでに6時近く。フェリーの最終便に間に合わせるために終始飛ばし気味に走ってきたけど上総湊の当たりからまたまた渋滞に遭遇。フェリー乗り場まであと4キロ地点から全く動かなくなって日も暮れてガソリンの残量警告が出てきていよいよピンチ。帰れるのか?と心配になってきてしまう。とりあえずガソリン節約のために止まっているときはアイドリングストップ。すぐ横を113系横須賀色が快走していくのにいかにも千葉だなとおもいつつ家には遅くなると電話しようとしたら圏外。さっきの酷道を含めてやっぱりここはディープ千葉なんだなと改めて実感。

とうとうあと2キロくらいの所でフェリー最終便の時刻。というわけで泣く泣くアクアライン周りか?と思ったらさらにこっちに向かってくるフェリーが2隻。最終便の時点で積み残しがあったら全て乗れるまで臨時便が出るとは聞いていたけど20時の最終便以降もフル回転で動いていて21時過ぎにフェリー乗り場に到着。そう渋滞の先頭はここでみんなフェリーに乗る車でした。

乗り場で整理券を渡されて23時過ぎくらいになるからと言われたのでそのまま乗り場のレストランで夕食しながら時間を潰してようやく時間になったから車に戻って誘導を待つことに。整理券の番号からいって数台差で乗れないけど案内放送も前後と言うからだめだったら次だろうなと思ったらギリギリでセーフ。出航時間も車を積み次第と曖昧だし何便かもわからない臨時便で日付が変わる頃にようやく房総を後に。

深夜の東京湾をクルージングして家に着いたら1時近く。ひたすら渋滞にはまった珍道中だったな。しかもフェリーに乗るのにこんなにまたされるならもっと遊んでもよかったのかも。

今日の1枚はなんだか幻想的な風景に思えてしまった養老渓谷駅のホームです。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索