そんなにオーバーラン=悪いことか?
2005年4月28日 鉄道・鉄道模型あの事故以来、新聞やニュースの記事の隙間を埋めるのに
○○駅でオーバーランとかとでて中には
「人の命を預かって運転している人がこんなことを頻発させて」
なんてとここぞとばかりに鉄道会社を批判すればいいと思っている
輩も出てきているがそんなに悪いことか?
それでは、まず電車を止めるのにいかに難しいかを体験するのに
実際に運転というわけにはいかないからちょっとしたゲームでも
してもらいましょうか。
数年前に流行って知っている人も多い電車でGO!シリーズや「トレ
インシュミレーター」シリーズ、フリーソフトならBVE
http://mackoy.cool.ne.jp/index4.html がかなりリアルに実際の電車の性能を再現しています。
どの路線、車両でもやればわかるが車や自転車のと違って電車は
とにかく止まらない。
車なら100キロから100mで止まれるところが電車ならブレーキ
性能が高い車両でも400メートルは走ってしまう。ゲームの世界
なら残り距離がでてくるが実際の電車ではそんなものもちろん無い。
本職の運転手が言うには、同じ車両・同じ時刻の列車でも全く同じ
ブレーキは存在しないということ。晴・雨の違い、車両ごとの微妙な
クセ、応荷重装置という乗車率に合わせてブレーキ力を一定にする
装置がある車両がほとんどとはいえそれも完全でないのので乗車率
によっても違う。そして回生ブレーキが着いている最近の車両だと
いくらコンピューターで補正してくれるとはいえ回生の効き具合でも
ブレーキの効き具合に左右される。そして、違う両数が走る路線では
各両数ごとに決められた停止位置が存在する場合がほとんど。さらに
ドアが来る位置にステッカーやら看板があるような場所では許される
誤差はせいぜい+−1メートルが限度という厳しい精度が求められる。
その厳しい精度を求められるブレーキ扱いのためにそれぞれが研究し
駅や編成毎に目標となるポイントを持っていたり、ブレーキをかけて
それを補正するポイントを持っていたりするとのこと。
実際問題、いくらプロなのだから大幅なオーバーランは問題視されて
当然だが国鉄時代なら多少であればは当たり前だったらしい。最近は
それが許されない風潮になってきたがそれだけ運転手は毎回真剣勝負
をしているのかどこかに余裕を持たせて運転しているということに
なる。そして大体の会社ではオーバーラン防止のためなら非常ブレーキ
というリーサルウエポンを使うことも許されているとはいえ毎回オー
バーランの恐怖と闘うのも大変だろうな。
その一方で、多少のオーバーランの回数も割合多い?そして利用客も
割合寛大?なのが地元京急なのです。
なにしろ、駅間が短いなかで高速運転をする不利な状況な上に車両も
乗り入れ車を含めればブレーキ性能が20タイプ以上に12両編成での
他形式の併結をいれるとさらにパターンが増える。
そのため新聞にでるような数10メートル単位こそほとんどないけど
数メートルは毎日乗っていれば月に1度や2度経験する。
ブレーキを掛けていてオーバーランすることに気が付くと常用最大
にするものの非常ブレーキは絶対に使わないのが京急ならでは。
プロであるが故にオーバーランするときもだいぶ手前でわかってくる
のでダメだと思ったら、連絡用のマイクで車掌に向かって
「ごめん、滑った。」とか「すいません、停止位置直します」
と一言いって、運転席横の窓をあけ止まった瞬間に非常ブレーキを入
れてギアをバックにして窓から顔をだしタイフォンを一発鳴らして
すぐにバック。その頃車掌は
「停止位置直します、しばらくお待ち下さい」
とアナウンスしていて停止位置修正完了。ここまでだいたい10秒〜
20秒。乗っている人たちも慣れているのか気が付いたときには
すでにドアが開いているかで文句も聞こえない。
ただ、さすがにオーバーランが許されない駅ではしっかりと止める
し速度違反もすることはないのはもちろんのこと。
オーバーランが危険だどうこうと叩く人たちには本当にそれが危険か
どうか実際に見てから言って欲しいですね。それと、いかに運転が
大変かを知るためにもかぶりつき(=マニア用語で運転席の後ろに
陣取って運転展望を楽しむこと)をしてみてはいかがですか?少なく
とも車を運転するような間隔でモノを言うとまったく違う世界だと
いうことを。
○○駅でオーバーランとかとでて中には
「人の命を預かって運転している人がこんなことを頻発させて」
なんてとここぞとばかりに鉄道会社を批判すればいいと思っている
輩も出てきているがそんなに悪いことか?
それでは、まず電車を止めるのにいかに難しいかを体験するのに
実際に運転というわけにはいかないからちょっとしたゲームでも
してもらいましょうか。
数年前に流行って知っている人も多い電車でGO!シリーズや「トレ
インシュミレーター」シリーズ、フリーソフトならBVE
http://mackoy.cool.ne.jp/index4.html がかなりリアルに実際の電車の性能を再現しています。
どの路線、車両でもやればわかるが車や自転車のと違って電車は
とにかく止まらない。
車なら100キロから100mで止まれるところが電車ならブレーキ
性能が高い車両でも400メートルは走ってしまう。ゲームの世界
なら残り距離がでてくるが実際の電車ではそんなものもちろん無い。
本職の運転手が言うには、同じ車両・同じ時刻の列車でも全く同じ
ブレーキは存在しないということ。晴・雨の違い、車両ごとの微妙な
クセ、応荷重装置という乗車率に合わせてブレーキ力を一定にする
装置がある車両がほとんどとはいえそれも完全でないのので乗車率
によっても違う。そして回生ブレーキが着いている最近の車両だと
いくらコンピューターで補正してくれるとはいえ回生の効き具合でも
ブレーキの効き具合に左右される。そして、違う両数が走る路線では
各両数ごとに決められた停止位置が存在する場合がほとんど。さらに
ドアが来る位置にステッカーやら看板があるような場所では許される
誤差はせいぜい+−1メートルが限度という厳しい精度が求められる。
その厳しい精度を求められるブレーキ扱いのためにそれぞれが研究し
駅や編成毎に目標となるポイントを持っていたり、ブレーキをかけて
それを補正するポイントを持っていたりするとのこと。
実際問題、いくらプロなのだから大幅なオーバーランは問題視されて
当然だが国鉄時代なら多少であればは当たり前だったらしい。最近は
それが許されない風潮になってきたがそれだけ運転手は毎回真剣勝負
をしているのかどこかに余裕を持たせて運転しているということに
なる。そして大体の会社ではオーバーラン防止のためなら非常ブレーキ
というリーサルウエポンを使うことも許されているとはいえ毎回オー
バーランの恐怖と闘うのも大変だろうな。
その一方で、多少のオーバーランの回数も割合多い?そして利用客も
割合寛大?なのが地元京急なのです。
なにしろ、駅間が短いなかで高速運転をする不利な状況な上に車両も
乗り入れ車を含めればブレーキ性能が20タイプ以上に12両編成での
他形式の併結をいれるとさらにパターンが増える。
そのため新聞にでるような数10メートル単位こそほとんどないけど
数メートルは毎日乗っていれば月に1度や2度経験する。
ブレーキを掛けていてオーバーランすることに気が付くと常用最大
にするものの非常ブレーキは絶対に使わないのが京急ならでは。
プロであるが故にオーバーランするときもだいぶ手前でわかってくる
のでダメだと思ったら、連絡用のマイクで車掌に向かって
「ごめん、滑った。」とか「すいません、停止位置直します」
と一言いって、運転席横の窓をあけ止まった瞬間に非常ブレーキを入
れてギアをバックにして窓から顔をだしタイフォンを一発鳴らして
すぐにバック。その頃車掌は
「停止位置直します、しばらくお待ち下さい」
とアナウンスしていて停止位置修正完了。ここまでだいたい10秒〜
20秒。乗っている人たちも慣れているのか気が付いたときには
すでにドアが開いているかで文句も聞こえない。
ただ、さすがにオーバーランが許されない駅ではしっかりと止める
し速度違反もすることはないのはもちろんのこと。
オーバーランが危険だどうこうと叩く人たちには本当にそれが危険か
どうか実際に見てから言って欲しいですね。それと、いかに運転が
大変かを知るためにもかぶりつき(=マニア用語で運転席の後ろに
陣取って運転展望を楽しむこと)をしてみてはいかがですか?少なく
とも車を運転するような間隔でモノを言うとまったく違う世界だと
いうことを。
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