何とも言葉にしがたい悲惨な事故がおきてしまいました。
あの電車には自分も過去に乗ったことがあるし、自分に
とって鉄道といえば趣味でもあり通勤に欠かせぬ存在。
あの列車に乗っていた人も、まさかこんなことになるとは
誰も思わずにいつものように電車に乗ってそれぞれの目的
地に向かっていたことでしょう。

ここで、私のようなその辺にいる鉄道マニアが余計なことを
書けばひんしゅくを買って終わりでしょう。でもあえて今の
自分の思ったことを書きたくてブログを立ち上げキーボード
を叩いています。

鉄道ができてからおよそ300年。世界中でなくてはならない
交通機関の一つとなった鉄道の歴史を裏返すとそれは事故の
歴史でもありその悲劇を一つ一つ乗り越えていくことができた
から最も安全な乗り物になっていったというのも紛れもない
事実なのです。

日本でも戦後、鶴見事故・三河島事故などといった多重衝突
事故が起きたのがきっかけとなり、ATS(自動列車停止装置)
が導入され、北陸トンネルでおきた急行きたぐにの火災事故に
より防火基準のA−A規格ができ記憶に新しいところでは
東中野事故でATSの盲点を突かれ改良型のATS−P型が
導入されていくという常に事故とそこから学んだ教訓から
新たな安全装置ができていくという繰り返しの歴史。

悲惨な事故が起きてから対策では遅いのも事実ですがそれでも
亡くなられたり負傷され方やその遺族そして利用客、社会に
対しても徹底的な原因解明とそして新たな安全装置などの開発
をするのがJR西日本に課せられた責任でありそれを全うして
くれるものだと信じています。決して、どこか一方だけに責任
を押しつけるようなことをしている余裕などないはず。マスコミ
もただ叩くだけでなくて事故の背景などを関係各局とともに
真相を社会に伝えてほしいものです。

今回の大惨事を悲劇で終わらせることなくこれを乗り越えて
より安全な鉄道を目指すことを切に願うとともに、今回の事故で亡
くなられた方々のご冥福を心より深くお詫び申し上げます。

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