いよいよ始まった、みちのく一人旅。今回も今ま
での旅の共通のコンセプトである「海の見える風
景」ということで三陸・日本海を回ってきました。

第1ランナー(横須賀→品川)
京急線 特急 青砥行
第2ランナー(品川→東京) 
東海道線 普通 東京行

とりあえず、旅の始まりはいつもと同じ京急とち
ょっと気分を変えたくて東海道線に乗った程度。
ここまでは日常風景の延長線上でいわば旅路への
助走を終えて東京駅に到着。

第3ランナー (東京→一ノ関)
東北新幹線 こまち81号 秋田行

さっそく新幹線ホームに着くとそこには長蛇の列
が。でもこれは山形新幹線の自由席狙いの列で
全席指定のこまち号は時間になってドアが開くと
すぐに列もなくなってスムーズに乗れた。東北新
幹線は何回も乗っているし寝不足でこれから先の
景色の良いところで眠ってももったいないから発車
と同時に座席を倒してお休みタイム。目覚めたら
福島付近を猛スピードで走っていてそれからしば
らく走った後に仙台に到着。それからちょっと走
ったらもう一ノ関に到着。臨時列車でもすごい俊足
ぶりでした。

第4ランナー (一ノ関→盛)
大船渡線 快速 スーパードラゴン 盛行

一ノ関に到着して大船渡線のホームに着いてみると
弁当売りのおじさんが
「終点まで弁当の販売している駅はありませんよ」
なんて威勢よく声を張り上げているし時計をみれば
12時近く。終点まで何も食べないのもちょっとき
ついから「ほたて飯」を購入して列車に乗り込むと
・・・。椅子が埋まっているどころか立つ場所もあ
まりない。それでもなんとか後ろ側の運転席のと
ころが空いていたから後ろ向きの展望ができるものの走り出して最初の停車駅でもちょっと降りるく
らいでラッシュは1時間ほど走った気仙沼まで続く
ことに。それにしてもJR東日本さん東北地方の
ローカル線に変な愛称つけるのやめません。大船
渡線には「ドラゴンレール大船渡線」なんて愛称つ
けるのはいいけど、どの辺がどらごんなわけ?確
かにアップダウンに急カーブが連続するところを
竜に見立てればみれないことはないけど。

後ろ向きの展望ながらしばらく走ると景色は一転
して山の中へ。小川やトンネルをいくつも超えて
急勾配の路線をひたすら飛ばします。この列車に
使われているキハ110系は山岳路線でバスなど対抗するために生まれたのはよくわかるけどかわいい
車体に似合わず走りはパワフル。線路が悪いのも
あってよく揺れること。大船渡で大方の客が降りて
勾配も落ち着いてくるものの結局弁当は食べ損ねて
終点の盛に到着。ここですぎに乗り継ぎの列車が
待っているもののあえて1本見送ってお昼タイ
ムへ。

第5ランナー (盛→釜石)
三陸鉄道南リアス線 普通 久慈行
列車を1本見送ってお昼を食べられそうな場所を
探すも駅のベンチとかも居心地が悪そうだから駅を
出て地図を見れば近くの河川敷に沿った公園がある
のでそこに移動。のどかな山や川の眺めを見なが
らのお昼タイム。さっきかったほたて飯を空けてみ
ることに。ホタテの入った炊き込みご飯が中心の幕
の内といった感じでそれなりにおいしかった。
駅に戻ってからは今日の最終目的地である釜石に
向かう列車に乗り込む。三陸鉄道南リアス線は本
当に三陸海岸のすぐそばをはしるけど思ったよりも
海が見えない。三陸海岸特有のリアス式海岸で海か
ら山がせりあがってくるようなところが多くてト
ンネルが多くてわずかの平地に集落と駅があるよう
な感じが続くけど、海がみえると砂浜や小さな漁村
がいくつも見えて割合退屈はしないで煙をあげつ
づける新日鐵の工場が見えてくると釜石に到着。

釜石に到着したらとりあえずホテルにチェックイン
して毎回恒例のお散歩へ。釜石は新日鐵の工場を
除くと漁業以外にこれといった産業もなくて町も
さびれた感じがしてメインストリートも人が少ない
しちょっと期待はずれだったけど、夜を食べに何
気なく入った居酒屋も他にいる客は1人だけ。本当
にさびれているけど、そのお店の料理はおいしか
った。お通しのかきの酢の物にさんまの刺身とか
地元でとれた魚介類を中心に頼んで飲み物も地元で
作られているこれといって特徴もない安い日本酒で
もクセがなくて辛口でもなくておつまみにピッ
タリ。あまり口数が多くないけど素朴で田舎暮らし
が似合うマスターとしゃべりながら飲んで食べての
ひとときをすごしてホテルに戻ったら猛烈な眠気
が。とりあえずシャワーだけ浴びて着替えたら9
時にして早くもダウン。こうしてみちのく最初の夜
はふけていくのでした。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索