函館珍道中帰路編
2002年11月4日夜中の3時過ぎに寝たにも関わらず、起きたのが
8時ちょっと。函館にいられるのはわずか半日。
というわけで、飛び起きて軽く身支度をしてホテル
を後に。
まず向かったのは、言わずと知れた朝市。おみやげ
に毛ガニを買ってから、近くの食堂に入って、朝
から(というかこれが朝の楽しみなんだよね)、
ウニ・いくら・カニがたっぷり乗った三色丼なるも
のを食べてみる。
やっぱり、北海道で食べるのでは格別に美味しい。
ウニは生臭さが全くなくて、いくらは歯ごたえが
ちょうどいい感じだし、カニも水っぽくない。
おまけに、ついてきたみそ汁には大きめのホタテ
が2つも入っている。これで1700円だから、
安い。ついでに頼んだイカ刺しも、東京で食べる
のとは大違い。これを食べるだけでも、来たかいが
あるもんだ。
それから、温泉に入っておみやげを買って、海を
見ていたら時間になったので函館駅へ。
帰りは、もうすぐ廃止になる「快速海峡」でまずは
青森へ。カーペットカーのロフト部分に二人で陣
取る。そこはまさに隠れ家てきな場所で、横にも
なれるからかなり快適。ここで一緒にいた友人は
青函トンネル見学コースに参加して、明日帰ると
いうので別れてからは、しばしのお昼寝。
青森からは、これまた廃止が決まった「特急はつ
かり」で盛岡へ。そして、盛岡からは秋田新幹
線「こまち」で東京へ(やまびこ+こまちで運転する列車でとれた切符がたまたま「こまち」だ
っただけ。)
できれば、やまびこ側に乗りたかった。それは一
緒に秋田新幹線こまち号に乗りたかった人がいた
から。
--------frush back in 1999---------
その頃の自分は、一人のメル友に恋していた。相手は一つ上で秋田の出身で福島の大学に通っていた。
結局、一度も直接会うことも電話で話すこともなか
ったけど、確実にお互いの間にわかちあえる何かが
あった。
彼女と知り合ったのがこの年の夏が始まる頃。お
互い大学生で年も近かったから話も合ったし、夏
休みには旅行とか合宿の話とかお互いにどこかに
行ったことが、話題になって盛り上がっていた。
暑い夏の終わりは、二人にとっての終わりでもあ
った。
季節が夏から秋に変わる頃、お互いにいろいろな
事が重なって、ひどく落ち込んでいた。そんな中で
メールにお互い、癒され励まされていく、そんな
日が続き、お互いが自分を取り戻したかのように
見えた時、彼女からのメールが何も音もたてずに
突然途絶えた。
実は彼女、その時深刻な悩みをずっと抱えていて
本当なら自分のことだけで限界だったのにその中で
相手を気遣っていたのだった。
それからちょうど、今頃の季節になって、家出する
かのように東京に半月以上いるというメールを最後
に彼女からのメールは完全に途絶えた。
あの時、自分は本当に無力だったと思う。もっと
彼女のこと考えていれば、後々になって、彼女は
時々、自分にSOSのサインを送っていたのにな
ぜそれに気づいてあげられなかったのだろう。今と
なっては、もう真実はわからない。ただ、自分にと
って秋田新幹線こまち号は、彼女と自分をつなぐ
恋路を結ぶ列車になって欲しかった。それだけは、
今でも変わらない。
というわけで、こまちはほろ苦い学生時代のエピ
ソードを思い出すからできれば乗りたくなかった。
そして、車内で浜崎あゆみの「end roll」を聞き
ながら彼女のことを思い出したりしていた。
この曲、ちょうど彼女とのメールが完全に終わった
直後に発売された、アルバム「LOVEppears」に
収録されていて、この曲を聴きながら何回も、
恋が終わったことを自分に言い聞かせていた。
そして次の年、ちょうど彼女と出会ってから1年
たった頃に発売されたのが「SEASONS」。だから
自分にとってはこの2曲はすごく思い入れがあるし
まさに、自分にとってこの恋は、End rollに出て
くる主人公そのものに見えた。
あれ以来、彼女と連絡は途絶えている。もしかし
たら大都会の片隅でお互いに意識することなくすれ
違っているかもしれない。
君はどこにいるの
君はどこへ行ったのか
遠い旅にでも出たんだね
一番大切な人と
今、彼女が幸せな毎日を送っていることを祈り
たい。
8時ちょっと。函館にいられるのはわずか半日。
というわけで、飛び起きて軽く身支度をしてホテル
を後に。
まず向かったのは、言わずと知れた朝市。おみやげ
に毛ガニを買ってから、近くの食堂に入って、朝
から(というかこれが朝の楽しみなんだよね)、
ウニ・いくら・カニがたっぷり乗った三色丼なるも
のを食べてみる。
やっぱり、北海道で食べるのでは格別に美味しい。
ウニは生臭さが全くなくて、いくらは歯ごたえが
ちょうどいい感じだし、カニも水っぽくない。
おまけに、ついてきたみそ汁には大きめのホタテ
が2つも入っている。これで1700円だから、
安い。ついでに頼んだイカ刺しも、東京で食べる
のとは大違い。これを食べるだけでも、来たかいが
あるもんだ。
それから、温泉に入っておみやげを買って、海を
見ていたら時間になったので函館駅へ。
帰りは、もうすぐ廃止になる「快速海峡」でまずは
青森へ。カーペットカーのロフト部分に二人で陣
取る。そこはまさに隠れ家てきな場所で、横にも
なれるからかなり快適。ここで一緒にいた友人は
青函トンネル見学コースに参加して、明日帰ると
いうので別れてからは、しばしのお昼寝。
青森からは、これまた廃止が決まった「特急はつ
かり」で盛岡へ。そして、盛岡からは秋田新幹
線「こまち」で東京へ(やまびこ+こまちで運転する列車でとれた切符がたまたま「こまち」だ
っただけ。)
できれば、やまびこ側に乗りたかった。それは一
緒に秋田新幹線こまち号に乗りたかった人がいた
から。
--------frush back in 1999---------
その頃の自分は、一人のメル友に恋していた。相手は一つ上で秋田の出身で福島の大学に通っていた。
結局、一度も直接会うことも電話で話すこともなか
ったけど、確実にお互いの間にわかちあえる何かが
あった。
彼女と知り合ったのがこの年の夏が始まる頃。お
互い大学生で年も近かったから話も合ったし、夏
休みには旅行とか合宿の話とかお互いにどこかに
行ったことが、話題になって盛り上がっていた。
暑い夏の終わりは、二人にとっての終わりでもあ
った。
季節が夏から秋に変わる頃、お互いにいろいろな
事が重なって、ひどく落ち込んでいた。そんな中で
メールにお互い、癒され励まされていく、そんな
日が続き、お互いが自分を取り戻したかのように
見えた時、彼女からのメールが何も音もたてずに
突然途絶えた。
実は彼女、その時深刻な悩みをずっと抱えていて
本当なら自分のことだけで限界だったのにその中で
相手を気遣っていたのだった。
それからちょうど、今頃の季節になって、家出する
かのように東京に半月以上いるというメールを最後
に彼女からのメールは完全に途絶えた。
あの時、自分は本当に無力だったと思う。もっと
彼女のこと考えていれば、後々になって、彼女は
時々、自分にSOSのサインを送っていたのにな
ぜそれに気づいてあげられなかったのだろう。今と
なっては、もう真実はわからない。ただ、自分にと
って秋田新幹線こまち号は、彼女と自分をつなぐ
恋路を結ぶ列車になって欲しかった。それだけは、
今でも変わらない。
というわけで、こまちはほろ苦い学生時代のエピ
ソードを思い出すからできれば乗りたくなかった。
そして、車内で浜崎あゆみの「end roll」を聞き
ながら彼女のことを思い出したりしていた。
この曲、ちょうど彼女とのメールが完全に終わった
直後に発売された、アルバム「LOVEppears」に
収録されていて、この曲を聴きながら何回も、
恋が終わったことを自分に言い聞かせていた。
そして次の年、ちょうど彼女と出会ってから1年
たった頃に発売されたのが「SEASONS」。だから
自分にとってはこの2曲はすごく思い入れがあるし
まさに、自分にとってこの恋は、End rollに出て
くる主人公そのものに見えた。
あれ以来、彼女と連絡は途絶えている。もしかし
たら大都会の片隅でお互いに意識することなくすれ
違っているかもしれない。
君はどこにいるの
君はどこへ行ったのか
遠い旅にでも出たんだね
一番大切な人と
今、彼女が幸せな毎日を送っていることを祈り
たい。
コメント